【費用比較】CRMツールの導入にいくらかかる? クラウド型・オンプレミス型の相場を解説


取得したリード情報を管理できるCRMツールは、効率的かつ質の高い営業活動を行うために有効なツールの一つです。

自社でCRMツールの導入を検討しているものの「どのような種類のツールを選ぶと業務工数を削減できるのか」「営業活動の効率化によってどれくらいの費用対効果が得られるのか」といった疑問があり、決断に踏み切れない担当者さまも多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、CRMツールの種類と導入にかかる費用相場について解説します。CRMツールを導入する際の予算策定や見積もり比較にお役立てください。


目次[非表示]

  1. 1.CRMツールの種類
    1. 1.1.クラウド型
    2. 1.2.オンプレミス型
  2. 2.【利用形態別】CRMツールの費用相場
    1. 2.1.クラウド型
    2. 2.2.オンプレミス型
  3. 3.クラウド型とオンプレミス型の選び方
    1. 3.1.クラウド型が向いている企業
    2. 3.2.オンプレミス型が向いている企業
  4. 4.まとめ


CRMツールの種類

CRMツールの利用形態は、クラウド型とオンプレミス型の大きく2種類があります。それぞれ以下のような特徴があります。


クラウド型

クラウド型は、インターネット経由でCRMツールを利用する形態です。物理的なサーバーやソフトウェアのインストールが必要ないため、初期費用を抑えられることが特徴です。

CRMツールの基本機能はあらかじめ搭載されており、必要に応じてオプション機能を追加できるツールもあります。保守運用やメンテナンスはクラウド提供事業者側で行うため、運用負荷の軽減にもつながります。

ただし、オンプレミス型と比較すると、カスタマイズ性が低くなる、自社独自のセキュリティ構築ができないといった注意点もあります。


オンプレミス型

オンプレミス型は、自社に設置したサーバーや各端末にソフトウェアをインストールして利用する形態です。カスタマイズ性が高く、自社に必要な機能を独自に追加できることが特徴です。

ただし、導入費用はクラウド型と比較すると高くなりやすく、保守運用やセキュリティ対策などに追加費用が発生します。

クラウド型とオンプレミス型のメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。


  【CRMツール】クラウド型とオンプレミス型の選択ポイントとは? 社内で営業活動のデータ管理を効率的に行う方法としては、CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)ツールの導入が挙げられます。 CRMツールには“クラウド型”と“オンプレミス型”とよばれる2種類のタイプがあり、それぞれメリット・デメリットや適性が異なります。 CRMツールの導入を検討するなか、「クラウド型とオンプレミス型のどちらを選べばよいか分からない」「メリット・デメリットが知りたい」とお考えの担当者の方もいるのではないでしょうか。 この記事では、クラウド型とオンプレミス型それぞれのCRMツールの特徴やメリット・デメリットを解説します。 ez-vital|中小企業のDX化を支援するクラウドサービス



【利用形態別】CRMツールの費用相場

ここからは、CRMツールの利用形態別の費用相場について解説します。


クラウド型

クラウド型のCRMツールには、導入費用が無料のツールがあります。料金形態については、ユーザー数に応じた月額利用料が従量課金制で発生することが一般的です。初期費用と月額利用料の相場は、以下のとおりです。


▼クラウド型CRMツールの費用相場

項目
費用相場
初期費用
0円~30万円
月額利用料
3,000円~7万円



CRMツールのなかには、利用プランによって異なる月額料金が設定されていたり、機能追加のオプションによって追加費用が発生したりするケースもあります。


オンプレミス型

オンプレミス型CRMツールの場合、ライセンス発行費用、パッケージの購入料金が発生するため、クラウド型よりも初期費用が高くなることが一般的です。費用の相場は、以下のようになります。


▼オンプレミス型CRMツールの費用相場

項目
費用相場
初期費用
50万~200万円
パッケージ購入料金(買取)
5万~10万円
ライセンス発行費用(1人当たり)
2万~10万円
保守運用費用(年間)
5万~30万円


必要な機能を追加してカスタマイズする場合は、費用が高額になりやすく、導入企業の規模(大企業・中小企業)によって費用感が大きく異なるケースもあります。また、自社にCRMツールを導入するサーバーを一から構築するとなると、数百万円かかることも珍しくありません。



クラウド型とオンプレミス型の選び方

クラウド型とオンプレミス型のCRMツールでは、利用方法や保守運用の方法、費用相場が異なります。ここでは、自社に合ったツールの選び方について解説します。


クラウド型が向いている企業

クラウド型CRMツールに向いている企業には、以下が挙げられます。


▼クラウド型が向いている企業

  • 初期費用や保守運用の負担を抑えたい
  • メンバーの入れ替えによってユーザー数の増減が発生しやすい
  • 従業員の外出が多い、テレワークを導入している
  • 基本機能・追加オプションのみで業務に対応できる


クラウド型の場合、サーバーの設置やパッケージの購入が不要になるほか、保守運用をクラウド提供事業者側に任せられるため、初期費用・運用保守の負担をできるだけ抑えたい企業に向いています。

また、アカウント数によって月額料金が変わる従量課金制のため、ユーザー数の増減にも柔軟に対応しやすくなります。ただし、ユーザー数が多くなる場合には費用が増加することに注意が必要です。

さらに、インターネット環境と、パソコンやスマートフォンなどがあればCRMツールを利用できることから、外出の多い部署、テレワークを導入している企業にも向いています。

追加できるオプションはCRMツールによって異なりますが、機能を拡充する場合には追加費用が発生します。費用を抑えるには、基本機能のみで対応できる、または必要な機能を選択できるツールを選ぶこともポイントです。


オンプレミス型が向いている企業

以下に当てはまる企業は、オンプレミス型のCRMツールが向いています。


▼オンプレミス型が向いている企業

  • 独自のカスタマイズが必要
  • オフィスや固定の端末で業務を行っている
  • まとまった初期費用・保守運用費用を確保できる


専門的な業務内容や独自の業務体制があり、CRMツールの基本機能やオプション追加で対応できない場合には、自由なカスタマイズができるオンプレミス型が向いています。

また、オンプレミス型の場合、社内サーバーでの運用となり、社外ネットワークにアクセスしないため、オフィスや固定されたパソコンのみで業務を行う場合にも向いています。

初期費用についてはクラウド型よりも高くなるほか、保守運用にも費用が発生するため、まとまった資金を確保しておく必要があります。



まとめ

この記事では、CRMツールの導入費用について以下の内容を解説しました。


  • CRMツールの種類
  • CRMツールの費用相場
  • クラウド型・オンプレミス型に向いている企業


顧客情報を一元管理して営業活動に役立てられるCRMツールには、クラウド型とオンプレミス型があり、それぞれ費用相場が異なります。

業務に必要な機能を洗い出したうえで、自社の業務体制に適したCRMツールを選ぶことが重要です。また、オプション機能の追加やカスタマイズの要否、企業の規模などによって費用が変わるため、複数のツールで見積もりを取り、予算の計画を立てておくことも欠かせません。

神楽坂アプリケーションは、クラウド型のCRMツール『Vital CRM』を提供しています。初期費用を抑えつつ、必要なユーザー数に応じて月額費用を調整しやすいため、初めてのCRMツールとしてもおすすめです。


  お問い合わせ|神楽坂アプリケーション総研の中小企業DX推進サービス ez vital ez vitalに関するお問い合わせや、料金プランのご相談などは当ページより承ります。中小企業のDX推進のツール選びでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。 ez-vital|中小企業のDX化を支援するクラウドサービス


ez vital編集部
ez vital編集部
ez vital編集部では、中小企業のための営業管理や顧客管理、ナレッジマネジメントに関するお役立ち情報を随時お届けします。DX化推進をご検討中の方は必見です。

人気記事ランキング

カテゴリ一覧

タグ一覧