CRMツールと名刺管理ツールの特徴と違いを解説

​​​​​​​CRMツールと名刺管理ツールの特徴と違いを解説


営業活動を効率化する施策の一つに、顧客データを一元管理する方法があります。その方法として、CRMツールや名刺管理ツールなどの導入が挙げられます。

しかし、ツールの導入を考えてはいるものの、「CRMツールと名刺管理ツールの違いが知りたい」とお悩みの担当者の方もいるのではないでしょうか。

この記事では、CRMツールと名刺管理ツールの違いを、それぞれの特徴とともに解説いたします。


目次[非表示]

  1. 1.CRMツールとは
  2. 2.名刺管理ツールとは
  3. 3.CRMツールと名刺管理ツールの違い
    1. 3.1.①利用目的
    2. 3.2.②管理できるデータの種類
  4. 4.まとめ


CRMツールとは

CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)ツールとは、顧客情報を一元管理できるツールのことです。CRMツールに、顧客の基本情報や商談の記録、問い合わせ対応履歴など、あらゆる情報を蓄積します。


▼CRMツールの機能例

  • 顧客情報の管理
  • 顧客のプロファイリング
  • 顧客行動の予測分析
  • 顧客データの売り上げ分析
  • 顧客別でマーケティングの最適化
  • サービス成果の統計


CRMツールは、情報の管理だけでなく、行動分析や売り上げ分析などの機能も備わっています。分析の結果、顧客に応じたアプローチを行うことで、良好な関係を構築・維持するほか、顧客満足度の向上やリピーターの獲得などにつながります。

また、適切な対応・アプローチに向けて、以下のような外部ツールと連携することで、生産性の向上や確度の高い顧客へのアプローチなどに役立ちます。


  • チャットボット
  • SFA(Sales Force Automation:営業支援)ツール
  • MA(Marketing Automation:マーケティング業務の自動化)ツール



名刺管理ツールとは

名刺管理ツールとは、紙の名刺をデジタルデータとして一元管理できるツールのことです。顧客情報を効率的に管理できるだけでなく、名刺を保管する場所も不要となります。


▼名刺管理ツールの機能例 

  • 名刺情報の読み取り機能
  • 名刺共有機能
  • 名寄せ機能
  • 名刺情報の検索機能


また、スキャナーで読み込んだり、スマートフォンで撮影して文字情報を読み取ったりすることで、名刺の情報が自動で入力されて作業時間の短縮にもつながります。

入力した名刺の情報はクラウド上で閲覧できるため、社外にいてもスマートフォンから顧客情報を確認できます。

CRMツールと同様、担当者それぞれで管理していた名刺データを全社で閲覧できる点も大きなメリットです。たとえば、今後接点を持ちたい企業と面識のある従業員がいれば、紹介してもらうことで営業活動の効率化に役立ちます。



CRMツールと名刺管理ツールの違い

CRMツールと名刺管理ツールは、いずれも“顧客の情報を管理する”という点では共通しているものの、2つの点で違いがあります。



CRMツール
名刺管理ツール
目的
顧客との関係性の強化
  • 名刺の管理業務の効率化
  • 社内における顧客情報の共有
管理データ
  • 顧客の基本情報
  • 商談の状況
  • 問い合わせ履歴
  • 売り上げの見込み など
名刺に記載されている属性情報


①利用目的

CRMツールと名刺管理ツールは、活用後の最終的な目的が異なります。

CRMツールの目的は、管理した顧客データを分析して、適切なアプローチをすることで実現できる顧客との関係性の強化です。顧客との良好な関係性を維持することで、利益の向上を図ります。

一方、名刺管理ツールの目的は、名刺の管理業務の効率化と社内での顧客情報の共有です。あくまで営業活動の効率化にとどまります。


②管理できるデータの種類

CRMツールと名刺管理ツールは、各ツールで管理できるデータの種類も異なります。

CRMツールでは、顧客の基本情報はもちろん、商談の状況や、問い合わせの履歴、売り上げ見込みなど、営業活動において活用できるあらゆる情報が管理できます。

一方で、名刺管理ツールで管理できるのは、基本的に名刺に記載されている属性情報のみです。



まとめ

この記事では、CRMツールと名刺管理ツールについて以下の内容を解説しました。


  • CRMツールとは
  • 名刺管理ツールとは
  • CRMツールと名刺管理ツールの違い


CRMツールと名刺管理ツールは、顧客の情報を一元管理できるツールであるという点は共通しているものの、その目的や管理できる情報の種類には違いがあります。

名刺管理ツールで管理できる情報は、名刺に記載されている基本的な情報のみですが、CRMツールでは商談の状況や売り上げ見込みなど、あらゆる情報が管理できます。

それぞれのツールの違いを知ったうえで、自社の営業課題に応じたツールを選ぶことが大切です。

神楽坂アプリケーション総研では、中小企業のDX推進をサポートするクラウドサービス 『ez vital』を提供いたします。サービスの一つとして、営業パフォーマンスの向上や、顧客のリピート率をアップするCRMツール『Vital CRM』をご用意しています。

Vital CRMに関する詳しい情報は、こちらからご覧いただけます。

  Vital CRM|神楽坂アプリケーション総研の中小企業DX推進サービス ez vital Vital CRM詳細ページです。Vital CRMは、限られた経営資源で固定売上の最大化を目指す営業支援クラウドサービス。営業効率・営業成果を最大化し、既存顧客と固定売上の維持と拡大を実現します。 ez-vital|中小企業のDX化を支援するクラウドサービス


また、サービスについてのご質問や料金プランのご相談、こちらからお問い合わせください。

  お問い合わせ|神楽坂アプリケーション総研の中小企業DX推進サービス ez vital ez vitalに関するお問い合わせや、料金プランのご相談などは当ページより承ります。中小企業のDX推進のツール選びでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。 ez-vital|中小企業のDX化を支援するクラウドサービス


ez vital編集部
ez vital編集部
ez vital編集部では、中小企業のための営業管理や顧客管理、ナレッジマネジメントに関するお役立ち情報を随時お届けします。DX化推進をご検討中の方は必見です。

人気記事ランキング

カテゴリ一覧

タグ一覧